生理痛・月経痛・生理不順
女性の生理を司る女性ホルモン・月経のメカニズム
思春期から中高年に至るまでの何十年間は、女性の体は一定のリズム(約28日間)で変化を繰り返しています。これは妊娠・出産をするためです。このリズムを司っているのが女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロエストロゲン(黄体ホルモン)です。どちらも卵巣から分泌されるホルモンです。
卵巣から毎月1個の卵胞が選ばれ、成長を始めます。成熟した卵胞はエストロゲンを分泌し、子宮内膜を増殖させ厚くします。これは、近い将来、そこに訪れるかもしれない受精卵のベットづくり。そして、排卵。卵胞から卵子が飛び出し、精子を待ち受けます。この時の抜け殻である卵胞は、黄体ホルモン(プロエストロゲン)を分泌し、その働きで、子宮内膜はさらに厚さをまし、受精卵用のフカフカのベッドが完成するのです。
排卵後、卵子が精子とであい、受精卵が子宮に着床すれば、妊娠成立。精子と卵子が出会わなければ、不要になったフカフカのベッド、子宮内膜がはがれてカラダの外に排出される(月経)ようになります。
生理痛・生理不順になる理由
初潮を迎えてから閉経までの間、月経のサイクルは延々と繰り替えされますが、中にはホルモンの乱れから1ヶ月に何度も生理がきたり、年に数度しか月経が来ない人もいます。ホルモンの中枢である視床下部は同時に自律神経の中枢でもあり、食欲や呼吸、内臓の働き、生命活動をコントロールするのにきわめて重要な神経です。ストレスや生活習慣の乱れで自律神経が乱れてしまえば、女性ホルモンの分泌にも影響が及んでしまいます。また、激しい痛みや不快感を伴う月経は精神的なストレスが原因となることもあります。無意識のうちに”生理は痛いもの”と思い込み、そこに体調の悪さや冷えなどが重なって痛みを増殖してしまうことがあるのです。
冷え性は血流の流れが悪かったり、貧血(血液の量が少ない)、低血圧(血液を全身に流れさせる力が弱い)でなったりします。
生理痛・生理不順によい栄養素
●大豆イソフラボン 体内に吸収されると女性ホルモンのエストロゲンと同様の働きが期待されるのが大豆イソフラボンです。現在では女性の生理機能を整えるサプリメントにほとんど配合されており、副作用がないので更年期障害の治療にも使われています。ホルモンのバランスをまず整えるようにします。●ビタミンE・ビタミンC
とくに冷え症に効果がある栄養素はビタミンEとビタミンC。ビタミンEは血行をよくするはたらきと、体内のホルモン分泌を調整するはたらきがある。また、ビタミンCは血液の主要な材料となる鉄分の吸収を促進、毛細血管の機能を保持するはたらきがあります。
●マルチビタミン・マルチミネラル
また、マルチビタミンやマルチミネラルはエネルギー代謝の低下による冷えを改善するのに効果的なので、とくに栄養が偏りがちな人におすすめです。
●イチョウ葉エキス
イチョウ葉エキスとは、イチョウの葉を乾燥させてアルコールで成分を抽出したもので、血行促進や痴ほうの予防改善効果があるハーブとして有名。ドイツやフランスなどでは血流循環改善薬として認められており、脳梗塞などの脳血管障害、アルツハイマー病や脳血管性痴ほうなどの治療に利用されています。
●鉄・葉酸・ビタミンB12
毎月月経がくるたびに鉄分は体から失われていきます。鉄欠乏性貧血の女性も多いといわれています。
そして、赤血球が作られるときに必要な材料として葉酸・ビタミンB12があります。鉄分と一緒に補給しておきましょう。
2005年08月29日
カテゴリ:悩み別・栄養食品
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