奈美悦子さんが掌蹠膿疱症性骨関節炎(しょうせきのうほうしょうせいこつかんせつえん)になったのは記憶に新しいですが、この難病と言われている掌蹠膿疱症は実はビタミンの一種ビタミンH(ビオチン)の欠乏によるものだったそうです。

掌蹠膿疱症性骨関節炎は手のひらと足の裏に、膿を思わせるような発疹が、多数繰り返し出現する皮膚病で、時には胸や腰、背中に激痛を伴い、さらに鎖骨、胸骨、肋骨、脊椎、骨盤に骨の肥大、破壊、骨の変形がみられるそうです。

奈美悦子さんは様々な病院を回り、診察券も束になるほどもっていたそうですが、原因が分からず、あるお医者さんには「一生治らない」と言われた事もあるそうです。

それでもあきらめずいろいろな病院を探したところ秋田県のお医者さんと出会い、原因がビオチン不足であるということが分かったそうです。

ビオチンはビタミンHとも呼ばれるビタミンB群の仲間で、糖質や脂質、蛋白質の代謝を助ける働きがあります。ビオチンが多く含まれる食品は玄米、小麦胚芽、レバーなどです。

特にビタミンB12、葉酸、パテント酸、ビタミンCや亜鉛と一緒に摂取するとビオチンを効果的に摂取できます。

ビオチンは水溶性のビタミンですので毎日こまめに摂取する必要があります。
ビオチンが不足する原因としては、喫煙、アルコールの摂取、ピル、睡眠薬の服用などがあげられます。