先進国の食事で失われた必須脂肪酸「オメガ-3」の補給療法を紹介。「亜麻仁油」を少量摂るなど、オメガ-3を不足させない食事のガイドと具体的な食事・栄養プログラムを自分で実施するやり方を説明。『OMEGA 3 OILS(オメガー3の脂肪酸)』(原題)の訳本。
【著者紹介】
D.O.ラディン博士。ハーバード大学医学部出身。1956年から20年余り、東ペンシルバニア精神医学研究所の分子生物学部長や所長を務め、この間にオメガ3の研究に着手。この分野での世界的権威で、多くの学者が博士の研究をガイドにしている。本書は博士のオメガ3の臨床研究を一般読者向けに集大成したもの。
本書の内容
ちょっと内容は難しいのですが、「オメガ3オイルの不足がなぜ多くの病気の原因になるのか?」が良く分かります。
この本にはオメガ3オイルを与えるだけで、改善が見られた病気の事例が多数上げられています。
第3章-多くの病気がオメガ3で治せる-の目次を掲載しておきます。
- 治療実験の参加者に見られた肌の変化
- 皮膚のためのオメガ3作戦
- 皮膚を内と外からよくする
- 粘液嚢炎や骨関節炎もよくなった
- 免疫機能のトラブルを直した
- 頭痛が消えた
- 前立腺肥大症などにも効果
- 心臓病など血管病にも効果があった
- 過敏性腸症候群
- 亜麻仁油で子供が生まれた
- 生理のトラブルも治った
- 生理前症候群(PMS)
- 前立腺肥大症
- 精神病や神経症にもオメガ3が効果を上げる
- 病的な抑うつ症にもいい効果
- オメガ3の必須脂肪酸が治療の共通武器だった
- 薬よりオメガ3でこんな病気も治る
必須脂肪酸とプロスタグランディンの関係は必読です。